カートドライビングも”見る”が重要
あなたは歩くときに、自然と行きたい方を見ていますよね?
先に障害物や危険がないかなどを判断していると思います。
カート走行も全く同じで、まずは目で見て、頭で判断して、体を動かすのです。
また、人は基本的に見ている方向へ自然と体が向かおうとします。
これだけで何をどう見るのかが、タイムアップに重要な気がしてきますね!
カート走行で難しいことは地面に座っているくらいの乗車ポジションからなるハイスピードな体感速度です。
周りの物はあっという間に後方に流れていきます。
この感覚は日常ではちょっとないですよね!
そこであらかじめ見るべきものと、目線のおくり方を知っていた方が上手に対処でき、タイムアップにつながるというわけです!
コーナーリングにおける目線のポイント
まず、基本的には自分のカートの2~3台分前方を見るようにして下さい。
無理に遠くを見すぎたり、直前を見ながら走行することはNGです。
遠くを見すぎると操作が不安定になり、近くを見すぎるとタイミングが遅れます。
次にコーナーリング中に見ておきたいポイント(確認する場所)を考えてみます。
コーナーリングの始まりはブレーキングです。
コーナーが近づいてきたら、まずはブレーキを踏む場所を確認しましょう。
この時、コースの外を見てしまうのはよくありません。
あくまでも、コースの路面を見るようにしてください。
路面のつなぎ目や、色の違いなどを目印に探しましょう!
ブレーキングの次はステアリングを切ってターンイン(曲がって)していきます。
ブレーキングを開始したらステアリングを切るポイントを確認しましょう。
ここもできれば路面に目印を見つけたいですね。
意外とこの位置を確認できていない人が多いみたいなのでしっかりと見つけてみてください!
ステアリングを切り込む寸前にはコーナー内側の頂点(クリッピングポイント)を意識して、
ステアリングを切ると同時くらい(できれば寸前くらい)には目視で確認しましょう。
クリッピングポイントを目指して、コーナーリングしていきます。
クリッピングポイントはライン取りで重要な場所ですので、しっかりと近づきしょう!
クリッピングポイントに近づいてきたら、次はコーナー出口の向かう方向(外側の縁石)を確認します。
アクセルを踏み再加速する前に、見るようにしましょう。
このときの目線のもっていき方で立ち上がりのラインに差がでますので、
加速が鈍い…というあなたはここもチェックしてみてください!
再加速してコーナーを抜けたら、次のコーナーを確認しましょう。
ポイントは操作する1歩先をあらかじめ、確認することです!
こうすることで、目で見てから操作するという基本が成り立ちますね!
まとめ(練習のポイント)
走行中に自然と行っている目視確認(目線のおくり方)ですが、ポイントを押さえ最適に行うことでタイムアップにつながります!
目線のおくり方をまとめました。
タイミング | 目線の目標 |
---|---|
基本 | 2~3台前方 |
コーナー進入時 | ブレーキング開始のポイント |
ブレーキング~ステアリング時 | ステアリング開始のポイント |
ステアリング~コーナーリング時 | クリッピングポイント |
コーナーリング~アクセルオン時 | 外側の縁石(立ち上がりの場所) |
コツは操作の1歩前を確認することです。
人は見ている方向に体が向くという、自然の行動原理を上手く利用してみてください!
今回はまずは目線のたどり方というお話しでした。
それぞれのタイミングを最適にしてタイムアップはまた次回ということで!
カートドライビングサポーターのオカダです!
レンタルカートに乗ってみて面白いと思ってしまったあなた!
次はベストタイムを更新したいですよね♪
そこで重要なのが走行中にどこを見て走るかということ。
前を見て走るのは当たり前なのですが、
もう少し細かく、速く走るために必要な、見るべきポイントや目線のおくり方を
お話ししてみたいと思います!