基本テクニック!カートのアクセルワークを考える

次の練習から使えるレンタルカート・レーシングカートテクニック講座【アクセルワーク編】

こんにちは。
カートドライビングサポーターのオカダです!

ということで、今回はアクセルワークを考えてみたいと思います。

そして、初心者・中級者向けの練習法を紹介します!

上手なアクセルワークでコーナー立ち上がりのスピードアップにつなげましょう!

オン・オフ操作から卒業しよう

何度かカート走行を経験するとだんだんと操作にも慣れてきますね。

アクセルオンのおっかなびっくり感もなくなり、勢いよく踏めるようになってくると思います。

もちろん遠慮してアクセルを踏んでいたころに比べるとタイムアップしていると思います。

ですが、この辺りでまたタイムの伸び悩みが出てくる人がいるのではないでしょうか?

そんな方!アクセル操作がオン・オフのみになっていませんか?

コーナーをハイスピードで抜けていくカートではなかなか気づきずらいのですが、よーく右足の動きを感じてみてください。

がばっと全開になってる!

これではベストなアクセルオンとは言えません!

がばっと全開がダメな理由

リアタイヤの余計なスライドが発生する。
アクセルを開けすぎによるリアタイヤの余計な空転ですね。

ひどいとパワードリフトになちゃいます。

エンジンのトルクが出ない。
正確には最適なトルクを出せていないと言えます。

アクセルワークとはキャブレターのスロットルの蓋を開閉しているのですが、瞬時に全開にしてもガソリンの噴出しと、空気との混ざり合いが間に合いません。

ある程度の時間をかけた方がしっかりとガソリンと空気が混ざり最適な爆発になるのです。

旋回が止まる。
アクセルを開けると荷重が後ろへ移動します。
そしてリアトラクションがかかります。

バランス的にフロントのグリップ力が少なくなるので曲がりにくくなると言えます。

走行抵抗が増える。
リアタイヤの潰しすぎによる転がり抵抗が増えます。

また横方向の荷重移動のタイミングを逃すことにより、加速が重たくなってしまいます。

試してみよう。簡単おススメの練習方法

それではおススメの練習方法を紹介します。

アクセルがオンかオフということは10段階でいうと0か10かですよね。

いきなりスムーズなアクセルワークを目指すのではなく、まずは2段階を目指しましょう。

10です!

アクセルを踏むときに右足に集中して、心の中でイチッ!ニッ!と唱えましょう。

そのタイミングで踏み込むのです。

これならそこまで難しくありませんね。
しかし、これだけでもだいぶスムーズな加速ができるはずです。

2段階アクセルワークに慣れてきたら、分割を増やしてより細かい操作を練習しましょう!

目指すは無段階アクセルワークです!

まとめ

今回はがばっとアクセル全開が最適でない理由と取り組みやすい練習方法を紹介してみました。

しかーし!アクセルワークはまだまだ奥が深いのです!

上級レベルではタイヤのグリップを感じることはもちろん、フレームのしなり、旋回の具合、タイヤの抵抗などいろいろなことを体のセンサーでとらえながら最適な加速を目指していきます。

次回は上級編もお話ししたいと思います!

 

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

shogo okada

東京都在住。一児の父親。 高校生からレーシングカートを始めカート歴は20年になりました。 普段はカートショップやカートコースのスタッフとして、サーキットサポートやフレーム・エンジンメンテナンス、ジュニアカートスクールのコーチなどカート全般にかかわる活動をしています。 サーキットのサポートでは、"ドライバー目線を大事にする"をモットーに、その人に必要なアドバイスができるように心がけています!